僕は人間になりたい。〜かろうじて二足歩行〜

蚊の鳴くような雄叫びで綴るブログ

【コンビニ】10代の頃にセブンイレブンでアルバイトをしていた時に遭遇した珍客達との面白エピソードをまとめてみた〜ねこぱんち編〜

いらっしゃいませ、くまです。

 

今回の記事は

僕が10代の頃に、セブンイレブンでアルバイトをしていた時に遭遇した

唯一無二の珍客達との面白エピソードをまとめてみた

〜ねこぱんち編〜です。

 

僕の記憶に強烈に、そして鮮明に残っている

10名の珍客達。

今回は

内、3名の方々をピックアップ。

 

1記事の文字数がとんでもない事になりそうなので

全ての方のエピソードを、1記事としてまとめる事は断念いたしました。

 

全3〜4記事での構成で、すべての方のエピソードを書き上げる事が出来る…予定です。

 

「コンビニのアルバイト」

言い換えるならば

「ネタの宝庫」

 

得られるネタの中でも最上位に属するもの

それはまだ見ぬ

強烈なキャラクターを持つ人々との

「邂逅」「めぐりあい」

 

くまと珍客達との闘いのメモリー

10年の時を経て今、明かされる…

 

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目次

 

 

1.スパイスひとつ!

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くま「いらっしゃいませ!」

 

彼は、1〜2日おきのペースで来店し

骨なしフライドチキン

(現在は販売終了しています。)

セブンイレブンブランドのカップそば

この2点を必ず購入していきました。

 

くま「はい、骨なしフライドチキンですね」

くま「では合計で…」

 

「スパイスひとつ!」

 

くま「か、かしこまりました!」

(当時、僕がバイトしていたセブンイレブンでは希望する方に小袋のスパイスを渡していました。)

 

お、おう…

 

迫力がすごいな…声量◎

滑舌めちゃくちゃ良いんだが?

そしてなぜそんな早口なんだ…?

 

彼は何度来店しても、購入の際に必ず

僕の言葉を遮るようにそのセリフを発するのです。

 

「スパイスひとつ!」

 

やはり早口。

 

例えるならば、それはまるで太鼓の達人

難易度鬼の超スピード譜面。

 

では、皆様ご唱和下さい。

「スパイスひとつ!」

(カカカカカカカッ!!)

 

命名

「スパイスフルコンボくん」

 

2.セブンイレブンをくれ!

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くま「いらっしゃっせぇ〜」

(バイトに慣れてきた)

 

スタスタとレジに歩いてくるおじさん。

あ、このおじさんタバコを買いに来たっぽい。

 

おじさん「えーと…え〜っとな…」

 

わかるよおじさん。

タバコめっちゃ置いてるもんなコンビニは。

 

くま「銘柄はどちらになりますか?」

おじさん「あーありがとうなにいちゃん、あれや」

 

セブンイレブンをくれ!」

 

どれや!?

店長!?敵が攻めてきたよ!?

 

おじさん「ハッ!?ちがっ、ちがうんやにいちゃん!」

 

おじさんの顔は真っ赤。

必死に弁明しておられました。

 

おじさん「ほら!?ここはセブンイレブンやろ!?

セブンスターがな!?わしのタバコでな!?」

 

お茶目。

可愛いおじさんでした。

 

命名

「買収虎視眈々おじたん」

 

3.ねこぱんち入ってないんやけど!!

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くま「ラッシュアワァ〜スリィ〜」

(もはや映画)

 

くま「雑誌と飲み物、袋分けときますね〜」

おばさん「ん、ありがとう」

 

おばさんが買った雑誌は「ねこぱんち」

 

「ねこぱんち」とは猫好きの為の

猫を題材にした漫画雑誌です。

(多分合ってるはず)

 

購入されたおばさんの外見は大柄で

ネコいっぱい飼ってんのかな〜?

って感じの人でした。

(完全にねこぱんち効果)

 

数分後…

 

ドスドスドスッ!

(めっちゃ音立てて歩いてきて、バスケのドリブルみたいな音してた)

 

ドンッ!

(レジの机を掌で叩く音)

 

何奴!?

 

おばさん「ちょっとあんたぁ!ねこぱんち入ってないんやけど!!

あたしのねこぱんち!

入ってないんやけどぉ!?

あんたが入れ忘れたんやろ!

あたしのねこぱんち!

車の中どれだけ探してもねこぱんち無いんやけどおぉおぉおおお!!」

 

ねこぱんち!!

ねこぱんちのバーゲンセールですね!?

わかります!!

 

この時おそらく

僕は一生分の

「ねこぱんち」

というワードを耳にしたと思います。

 

くま「お客様…先程、雑誌と飲み物の袋を分けて

お渡しさせていただいたと思うのですが…」

 

おばさん「知るか!あんたがねこぱんち入れ忘れてるんや!

はよ新しいねこぱんち出せ!」

 

おおう、暴君…

僕にブチ切れるおばさん。

 

怒号もハンパない。

しかし、しかしですよ?

 

「ねこぱんち」

という愛らしいワードが全てを駄目にしている。

だ…駄目だ…まだ笑うな…

こらえるんだ…

し…しかし…

 

間違いなく

僕の入れ忘れではないという自信はありました。

(バイトの相方が横にいて、僕が袋詰めする所を見ていた)

 

しかし、100%こちらのミスでは無いとは言えない。

念の為、相方にも確認を取ろうと思い

 

ふと、近くにいたバイトの相方に目をやると

 

相方は顔を後ろにそらし

体をプルプルと震わせて必死に笑いを堪えていました。

 

おま…おまえ…ずるいぞ…

 

こっちはどれだけ我慢してると思ってんだ…

 

くま「お、お客サマァ…大変申し訳ないのですが…

ね…ねっ…ねこぱんちは先程の一冊が最後の在庫となっておりまして…」

 

おばさん「ハァアアァアア!?

もういい!

こんなコンビニ、2度と来るかぁあぁあ!!」

 

理不尽。

 

そして、しばらくの日数が経過し

予想外の出来事が起こります。

 

ガーッ

(コンビニの入り口が開く音)

くま「いらっしゃいま…せぇ…」

 

来たよ、ねこぱんち。

 

ええ…?えぇぇ〜?

いや、うーん…?

…ええぇ〜?

 

前回の来店時

あれだけの啖呵を切ってその場を後にしたおばさん。

 

来ちゃったよ、ねこぱんち。

 

そして

手に持ち、レジに置いたその商品は

 

ねこぱんち。

 

くま「ぐっ…ふぐっ…

ありがとうごさいます…」

 

笑いを堪えられない。

これはさすがに無理。

 

くま「えー合計で…○○○円です…」

 

おばさんは無言。

僕と一切目を合わさない。

 

僕は、わざとおばさんの顔を数秒ほどじっと見てみる。

 

スッ…

 

なぜ目をそらす!?

 

くま「ありがとうございました…」

 

 

…おい。

 

 

 

おおぉおおい!

 

このブログを読んでくださっている皆様

 

当時の僕が思った事と

皆様が今思っている事は

きっとリンクしているはず。

 

 

 

 

 

 

 

「ねこぱんち」

あったな。

 

このおばさんはねこぱんち騒動の後も

なに食わぬ顔で何度も来店してこられました。

 

命名

「ねこぱんち」

(満場一致)

 

以上で

【コンビニ】10代の頃にセブンイレブンでバイトしていた時に遭遇した珍客達との面白エピソードをまとめてみた〜ねこぱんち編〜

はおしまいです。

 

おまけ

 

当時の僕の時給は700〜750円

よく3年も続けられたなぁ。

 

終わり。